当院は、成人されている患者様だけでなく、お子様も安心して診察を受けることができるよう症状に応じた適切な治療を行っています。

お子様の風邪、急性胃腸炎、アレルギーなどさまざまな疾患に対応。

専門的な治療が必要な場合は、適切な医療機関へのご紹介も行っていますので安心してご受診ください。

以下のようなお子様の病気に対応

風邪

風邪は主に鼻や喉などの上気道にウイルスが入り炎症を起こした状態を指す総称です。

主な症状として以下などが現れます。

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻詰まり
  • 喉の痛み
  • 痰(たん)
  • 発熱
  • 倦怠感

風邪に対する特効薬はなく、対処療法による治療が中心です。

ご家庭では、体を温め、しっかりと水分補給を行い、安静にすることが大切です。

当院では、上記症状がある小児患者様へは発熱外来にて新型コロナウイルス・インフルエンザの抗原検査を行います。

検査をして、風邪と診断した場合、症状に合わせた薬の処方を行います。

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新型コロナウイルス感染症

2020年1月に国内で初めて感染が確認されてから、多くの人が感染し、重症化して命を落とすなど世界的にパンデミックをもたらしたの感染症だった新型コロナウイルスですが、2023年5月に5類感染症と引き下げられることでインフルエンザと同等の扱いになりました。

重症化のリスクも感染ピークだった数年前にくらべ低くなりましたが、いまだ重症化のリスクのある高齢者や基礎疾患のある人、妊婦さんなどへは配慮が必要です。

新型コロナウイルス感染症は、風邪に似た症状が現れます。

主な症状

  • 発熱
  • 全身の倦怠感
  • 鼻水
  • 頭痛
  • 息苦しさ
  • 味覚・嗅覚障害
  • 喉の痛み
  • 痰(たん)
  • 関節痛/筋肉痛
  • 下痢

新型コロナウイルス感染症の疑いがある場合は、発熱外来での検査が必要です。

新型コロナウイルスの治療は基本的に経過観察となります。

当院の発熱外来はお子様の診療も可能です。診察・検査や症状に応じた解熱鎮痛剤や咳止めなどの処方を行っていますのでお気軽にご相談ください。。

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インフルエンザ

インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染で発症します。

A型・B型・C型の3種類のウイルスがあり、冬頃に流行するのがA型とB型です。

流行前にワクチンを接種することで感染する可能性を下げたり、重症化を予防します。

主な症状

  • 発熱(38℃以上)
  • 頭痛
  • 寒気
  • 関節痛/筋肉痛
  • 風邪諸症状
  • 吐き気
  • 腹痛/下痢

インフルエンザに感染した場合、発熱や寒気などの症状が突然現れるのが特徴です。

インフルエンザは発症後48時間以内に医療機関を受診し、抗ウイルス薬を服用することが重要です。

当院では、小さなお子様にも検査やお薬の処方を行っているのでお気軽にご相談ください。

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RSウイルス

RSウイルスは2歳までにほとんどの人が感染するとされる感染症です。

感染は一度だけでなく、年齢関係なく何度も感染を繰り返しますが、喘息やCOPDなどの基礎疾患がある人や免疫機能が低下している人は肺炎を引き起こすことがあるため注意が必要です。

RSウイルスは、夏~秋に流行する傾向ですが、近年は春~初夏にかけて増加がみられています。

主な症状

  • 発熱
  • 鼻水
  • 咳※

※咳が悪化すると喘鳴が出たり、呼吸困難になるなどの症状が現れ、細気管支炎や肺炎になることがあります。

重篤な合併症として、無呼吸発作や急性脳症などがあります。

RSウイルスは大人にとってはただの風邪ですが、お子様の場合、症状が強く出ることがあるため注意が必要です。

当院では、お子様のRSウイルスの診察も可能なため、お気軽にご相談ください。

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溶連菌感染症

溶連菌感染症は、A群β溶連菌という細菌が原因となって発症します。

主な症状

  • のどの痛み
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 赤い発疹

喉の痛みが特徴的で舌にイチゴのようなぶつぶつが出来たりすることがあります。(イチゴ舌)

当院の小児診療では、溶連菌感染症が疑われる場合、検査を行います。

検査で陽性だった場合は、抗生物質や発熱がある場合必要に応じて解熱剤の処方を行います。

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手足口病

手足口病は主に夏頃に流行するウイルス性の感染症です。

咳やくしゃみなどの飛沫による感染や、手についたウイルスが鼻や口などに入る接触感染、便と一緒に排出されたウイルスが口にはいる糞口感染によって感染します。

主な症状

  • 発疹・水ぶくれ
  • 発熱
  • のどの痛み

発疹や水ぶくれは手や足、口の中などにでき、口の中にできた発疹によって痛みから食欲が落ちることがあります。

手足口病に特効薬はなく対処療法が基本となります。

しかし、ヘルパンギーナや溶連菌感染症、水ぼうそうなどの他の病気と似ているため、判別には診察が必要です。

当院の小児診療では、丁寧な問診・診察で病気の診断を行い、症状に合わせて必要な薬を処方しています。

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ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは主に4歳以下の乳幼児に多い感染症です。

主な症状

  • 発熱(39.0℃近く)
  • 強いのどの痛み
  • 口内の水ぶくれ

強いのどの痛みがあるため食欲不振になることがあります。

特に注意すべき点として、のどの痛みで水分も摂りづらい場合があるため、脱水症状に注意が必要です。

治療は対処療法を中心に行います。当院の小児科診療でも適切な解熱鎮痛剤の処方やご自宅でのケアについてアドバイスを行っています。

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りんご病

りんご病は伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)とも呼ばれる流行性の感染症です。

子どもに多くみられる感染症で、両頬がりんごのように赤くなることからりんご病と呼ばれています。

主な症状

  • 微熱
  • 風邪諸症状(倦怠感、のどの痛みなど)
  • 発疹

発疹は両頬以外に手足に網目状、レース状、環状の紅斑が現れることがあります。

発疹のかゆみが強い、発熱が続いている、水分補給ができない、ぐったりしているなどといった場合は病院を受診しましょう。

当院では、症状にあわせてかゆみ止めや解熱鎮痛剤の処方を行っています。

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咽頭結膜熱

咽頭結膜熱はアデノウイルスが原因の感染症です。

プールでの感染が多く、「プール熱」とも呼ばれていますが、プール以外でも感染することがあります。

主な症状

  • 発熱(38.0℃以上)
  • のどの痛み・腫れ
  • 結膜炎
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 腹痛・下痢

咽頭結膜熱は、抗生剤が効きません。

当院では、症状に合わせて解熱鎮痛剤や目薬などの処方を行います。

大人でもまれに感染することがあるため、ご家庭での療養に関するアドバイスも可能です。

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水ぼうそう

水ぼうそうは水痘・帯状疱疹ウイルスが原因のウイルス性発疹症です。

感染力が非常に強く、予防には予防接種が効果的です。

主な症状

  • 発疹(紅斑が全身に広がり、水ぶくれへ変化し、かゆみを伴う)
  • 発熱
  • 頭痛
  • 倦怠感

水ぶくれを搔きむしると破れて化膿しやすくなるため注意が必要です。

当院では、水ぶくれのかゆみを抑えるためにかゆみ止めの処方や抗ウイルス薬の処方を行っています。

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おたふく風邪

おたふく風邪は、ムンプスウイルスによる感染症です。

子どもに多く見られる感染症で、難聴や髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。

主な症状

  • 耳下腺の腫れ(耳の下から頬にかけて)
  • 発熱
  • 頭痛
  • 倦怠感

おたふく風邪は対処療法が中心です。

当院では、適切な解熱鎮痛剤の処方を行えます。

耳下腺の腫れによる痛みが強い場合、患部を冷やしたり、ご自宅での過ごし方についてのアドバイスも行っています。

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アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、花粉やダニ、ハウスダストなどのアレルゲンによって引き起こされる鼻の病気です。

特定の季節のみに症状が現れる「季節性アレルギー性鼻炎」と一年を通して症状が現れる「通年性アレルギー性鼻炎」の2種類に分けられます。

主な症状

  • くしゃみ
  • 鼻水(サラサラしていて透明)
  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ
  • のどの違和感

アレルギー性鼻炎には抗アレルギー薬や点鼻薬を使用して治療を行います。

当院では、抗アレルギー薬の処方はもちろん、舌下免疫療法を行うことができます。

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クループ症候群

クループ症候群はパラインフルエンザウイルスやRSウイルスなどのウイルスが原因となる呼吸器疾患です。

生後6か月~3歳ごろの乳幼児に多く、秋から冬にかけて発症しやすくなります。

主な症状

  • 特徴的な咳(犬が吠えるような、オットセイが鳴くような咳)
  • 声のかすれ
  • 吸気性喘鳴(ヒューヒューという高い音)
  • 呼吸困難
  • 発熱

症状が軽ければ自然に治ることが多いですが、呼吸困難が見られる場合、早急に医療機関を受診する必要があります。

当院では、気道の腫れを抑えるためにステロイド内服や気管支拡張剤、鎮咳去痰剤の処方が可能です。

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湿疹・アトピー

乳児湿疹や小児アトピー性皮膚炎はアレルゲンやホルモンの影響などさまざまな原因で起こります。

特に乳児湿疹の場合、生後12か月ごろまでの赤ちゃんに起こりやすい皮膚トラブルです。

主な症状

  • かゆみ
  • 湿疹

乳児湿疹の場合、かゆみが強い、膿んでいるといった状況には早期の受診をおすすめします。

アトピー性皮膚炎の場合、原因となるアレルゲンの除去や治療が必要です。

当院では、湿疹の状況やかゆみの出ている患部をしっかりと診察で診させていただき、症状に合わせた保湿剤や必要に応じてステロイド外用薬の処方などを行います。

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急性胃腸炎

急性胃腸炎は主にウイルスや細菌が原因となって起こる病気です。

過度なストレスや暴飲暴食、薬の副作用などでもなることがあります。

主な症状

  • 吐き気・おう吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱
  • 食欲不振

おう吐や下痢の症状が強い場合は、脱水症状に注意が必要です。

特に小さなお子様では脱水症状になりやすいため、繰り返すおう吐・下痢症状が続く場合、早急に医療機関を受診しましょう。

当院では、状況に応じて採血にて脱水の評価、点滴を行います。

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急性気管支炎

急性気管支炎は主にウイルスや細菌感染が原因です。

主な症状

  • のどの痛み
  • 発熱

急性気管支炎の場合は、対処療法で治療をしながら安静に過ごしていただくことで、1~3週間程度で自然治癒していきます。

症状が長引く場合や息苦しさ、高熱などの症状がある場合、他の病気が隠れている可能性があるため医療機関を受診しましょう。

当院では、急性気管支炎の症状に合わせた薬の処方が可能です。

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気管支喘息

気管支が慢性的に炎症を起こし、呼吸が苦しくなる病気です。

冷気や気象の変化、汚れた空気、アレルギーなどさまざまなものが原因となって発作が起こります。

主な症状

  • 喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーといった呼吸音)
  • 息苦しさ

気管支喘息には長期管理の予防薬や発作の治療薬を使用して治療を行います。

当院では、喘息の症状などを詳しく伺い、適切な薬の処方や、ご家庭での過ごし方などのアドバイスが可能です。

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マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ感染症は、マイコプラズマ・ニューモニエという細菌に感染することで発症します。

風邪ほどの感染力はありませんが、保育園や学校などの集団で生活する場所で流行しやすいです。

主な症状

  • 発熱
  • のどの痛み
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 下痢・おう吐
  • 発疹

マイコプラズマ感染症は自然治癒するケースも多いですが、発熱が2~3日続く、咳が長引くといった場合には、検査や抗生物質の内服を行います。

重症化した場合は、入院による治療が必要となります。

当院では、適切な薬の処方やご自宅での過ごし方のアドバイス、入院が必要な場合は専門の医療機関の紹介が可能です。

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対応可能な検査

院内検査

  • エコー
  • 尿検査
  • 心電図検査
  • 新型コロナウイルス抗原検査
  • インフルエンザ抗原検査

院外検査

  • 血液検査
  • 新型コロナウイルスPCR検査