インフルエンザの初期症状をチェック項目で解説!受診するタイミングは?

インフルエンザ初期症状

急な発熱や、倦怠感、関節の痛みなど感じたことありませんか?

それってひょっとすると【インフルエンザ】かもしれません。

通常風邪の場合は、喉や鼻の違和感から徐々に喉の痛みや、鼻水、発熱などの症状が現れます

しかし、インフルエンザの場合、初期の段階で高熱や、倦怠感、関節痛などを引き起こすのです。

今回はそんなインフルエンザの初期症状や、受診のタイミング、コロナや風邪との見分け方などについて詳しく解説していきます。

インフルエンザの流行時期や潜伏期間は?

インフルエンザ初期症状

例年、季節性のインフルエンザは11~12月ごろ流行が始まり、1~3月ごろにピークを迎えます。

しかし、新型コロナウイルスの影響でインフルエンザの流行がなかった影響から、昨シーズン、今シーズンでは非常に早い時期でのインフルエンザ流行が始まりました。

2024年1月現在は減少傾向にもありますが、多くの地域で感染報告数が注意報の基準を上回っている状態です。

関連記事:コロナとインフルの違いは?症状や潜伏期間などについて解説

インフルエンザの初期症状

インフルエンザ初期症状

インフルエンザの初期症状として以下などがあります。

✅高熱(38℃以上)
✅倦怠感
✅悪寒
✅筋肉痛・関節痛
✅頭痛

上記の症状が突然現れた場合、インフルエンザの可能性が非常に高いです。

インフルエンザワクチンを受けている場合は、上記の症状があまり出ず風邪と勘違いされる方も多くいます。

そのため、いつもと体調が違うな?と感じた場合は医療機関へ相談しましょう。

関連記事:インフルエンザの療養期間について|外出はしてもいい?

インフルエンザで受診するタイミング

インフルエンザ初期症状

インフルエンザでの受診のタイミングについて解説します。

先述した通り、インフルエンザでは急激に発熱などの症状が現れます。

しかし、症状が出始めてすぐに受診をし検査を受けたとしても陰性となる場合があります

症状が現れてから12時間以内に検査を行っても、体内にいるインフルエンザウイルスの量が少なく、検査を行っても陰性とでてしまう【偽陰性】になってしまうのです。

また、「タミフル」などの抗インフルエンザ薬は、発症から48時間以内に投与しなければ、十分に効果が発揮されません。

上記2つの理由から、病院へ受診するタイミングとして

12時間以上48時間以内での受診、検査が望ましいでしょう。

関連記事:インフルエンザの流行時期はいつ?なぜ冬に流行るの?予防対策も紹介

インフルエンザとコロナ・風邪の見分け方は?

インフルエンザ初期症状

インフルエンザ、新型コロナウイルス、風邪、共通して現れる症状が多くあります。

そのため、症状のみで3つの病気を見分けることは難しいと言えるでしょう。

インフルエンザ・新型コロナウイルスの場合は、発熱等の風邪症状がある場合には当院では検査を推奨しています。

新型コロナウイルスには、風邪やインフルエンザにはない【味覚・嗅覚障害】があります。

味やにおいがわからないといった症状がある場合には、当院では新型コロナウイルスを疑い、検査を行っています。

関連記事:RSウィルスの症状のピークはいつ?コロナとの違いや治療を解説

子供がインフルエンザになったときの対処法

インフルエンザ初期症状

お子様がインフルエンザを疑うような症状が出た場合には、12時間~48時間以内に病院を受診し検査を行いましょう。

お熱も高いので元気がなく、食事や水分が思うようにとれず、親としては心配になってしまいますよね。

食事がしっかりと摂れなくても、お子様が食べやすいものを食べられるときに与えてください。

アイスクリームやプリン、ゼリーなどでも構いません。

水分についても、お子様が摂取しやすいもので構いません。

お茶や、お水はもちろん、脱水を防ぐためにもミネラル分が豊富にふくまれたスポーツドリンクや経口補水液等もおすすめです。

お熱が高い場合には、解熱剤の使用も効果的です。

検査を行った際に、抗インフルエンザ薬と一緒に解熱剤の処方された解熱剤を使用しましょう。

関連記事:小児科は何歳までいける?高校生でも通える?対象疾患について解説

インフルエンザにならないための予防対策

インフルエンザ初期症状

インフルエンザにならないためには以下などが重要になります。

こまめな手洗い・うがい
室内の換気
人混みを避ける
マスクの着用
免疫力を高める

上記で予防対策を行って、元気に過ごしたいですね!

発熱などの症状は横浜内科・在宅クリニックへ

少しインフルエンザは落ち着いてきたかな?と思いながらも、まだまだ発熱などでお困りの患者様がたくさんいらっしゃる印象です。

横浜内科・在宅クリニックでは、発熱や風邪症状がある患者様を発熱外来にて診察させていただいております。

お電話・WEBアプリから簡単に予約ができますので、発熱などの風邪症状でお困りの場合はお気軽にご相談ください。

当クリニックでは、新型コロナウイルス、インフルエンザの同時迅速検査キットを使用して検査を行っています。

ご不明な点などございましたら、気軽にお問い合わせ下さい。

神奈川県で急な往診は横浜内科・在宅クリニックをご利用ください

病院の開いていない夜間休日の急な発熱時も横浜内科・在宅クリニックにご相談ください。

夜間休日は【家来るドクター】と連携を行い、ご自宅で新型コロナウイルス、インフルエンザの同時迅速検査が可能です。

発熱症状だけでなく、様々な体調不良、皮膚症状やケガなどに対応しています。

お困りの際にはお気軽にご相談ください。

まとめ

今回、インフルエンザの初期症状や受診のタイミング、コロナや風邪との見分け方などについて詳しく解説しました。

いかがでしたでしょうか?

現在もインフルエンザ、新型コロナウイルス陽性になる方はたくさんおられます

発熱などの風邪症状が出た場合は、インフルエンザなどの感染症の可能性もありますので医療機関への受診しましょう。

また、インフルエンザにならないために、こまめな手洗い・うがい、室内の換気、マスクの着用など予防を行うことも重要になります。

なにかお困りの際には、当クリニックへお気軽にご相談ください。

参考文献

健栄製薬:インフルエンザにかかったかも・・・病院へ行くタイミングはいつがいいの?
tenki.jp:インフルエンザ報告数 7週連続で10万人超え 受験生は予防を
厚生労働省:令和5年度 今シーズンのインフルエンザ総合対策について

この記事の監修医師

朝岡 龍博

横浜内科・在宅クリニック 院長:朝岡 龍博 医師 

▶︎詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

『クリニックに関わる全ての人を幸せに』
『最後まで患者様と病気と向き合います』

【経歴】

・2016年 名古屋市立大学卒業、豊橋市民病院 初期研修医勤務
・2018年 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科
・2020年 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科
・2021年 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科
・2022年 西春内科・在宅クリニック 副院長
・2023年 横浜内科・在宅クリニック 院長

【資格】

・舌下免疫療法講習会修了
・厚生労働省 指定オンライン診療研修修了
・緩和ケア研修会修了
・難病指定医
・麻薬施用者