痛風の症状の特徴や起こりやすい場所とは?原因となる食べ物についても

痛風

足の親指の付け根が腫れて痛い・・・

その症状、「痛風」かもしれません!

特にぶつけたり捻挫したわけでもないのに、なんだか最近足の親指の付け根が赤く腫れていたり、痛みがある。

そんな症状がある時に皆さんはどう対応されているでしょうか。

とりあえず痛み止めを飲んでみたり、冷やしてみたり。

あるいは湿布を貼って様子をみる、なんて方もいるかと思います。

それですぐに症状が消失する場合には様子をみてもよいかもしれませんが、繰り返し起こったり症状が続く場合には、「痛風」による症状の可能性があるため受診が必要です。

今回は、痛風による症状の特徴や、症状が起こりやすい場所、痛風の原因になる食べ物などについて詳しく解説していきます。

気になった方はこの記事を読んでいただき、自分にもあてはまる場合にはぜひ一度受診をお勧めします!

痛風による症状の特徴

痛風

痛風は尿酸値が高まり、結晶化した尿酸が関節や周辺組織に沈着することで起こる病気です。

関節炎や痛み、腫れ、発熱などの症状が現れます。

痛風による症状の特徴について、具体例を交えて詳しく説明していきます。

まず痛風の症状は急激に発症し、激痛とともに関節が腫れあがることが特徴的です。

患部は真っ赤になり、触れるだけでも痛みが増すため夜間に痛みが強くなることがよくあります。

例えば、寝ている間に足が布団や枕に触れるだけで患者さんは激痛を感じることがあります。

典型的なパターンとしては、たくさんお酒を飲んだり食べたりした翌日に、突然足の親指の付け根が赤く腫れて痛みを伴います。

その痛みは強烈で、靴を履くこともままならなかったり…

「痛風」というその名のとおりに風が吹いても痛いと表現されます。

また、痛風による症状の特徴として痛みが発症するタイミングが重要です。

痛風の痛みは急激に始まり、通常夜間や早朝に発症することが多いです。

これは、体が冷えることで関節内の尿酸結晶が増えるためと考えられています。

さらに、痛風の症状は関節の動きを制限することがあります。

関節が腫れて痛みが出ることで、関節の動きがスムーズに行えず、歩行困難や日常生活に支障をきたすことがあります。

高尿酸血症自体は自覚症状を呈さないため健診等で偶然指摘されることも多く、その原因としては大きく分けて尿酸産生の低下と尿酸排泄の低下、あるいはその混合型などに分類されています。

高尿酸血症の有病率は日本でも年々増加しており、全人口でみても男性で20%以上、女性で5%以上と報告されています。

高尿酸血症から実際に痛風を起こす方で見ても30歳以上の男性では1%を超えて年々増加傾向で、全国では100万人を超えています。

年齢分布は60歳代が最も多く、初発年齢については30歳代が最も多いと報告されています。

高尿酸血症患者のおよそ80%には肥満や高血圧、耐糖能異常や脂質異常症など複数の生活習慣病を合併しており、何度か痛風による発作を経験している人は、なんとなく発作が起こりそうだという前兆を自覚することもあります。

痛風による症状の特徴は様々で、発症のタイミングや部位、患者さんの体質や生活習慣によっても異なります。

痛風の症状が出たら、早めに医療機関を受診し適切な治療を受けることが大切です。

痛風の確定診断には関節内の尿酸血症を検出することが必要です。

実際には臨床症状および採血結果などから臨床診断されることが多いです。

化膿性関節炎や偽痛風など似た症状を起こす疾患もあるため、自己で判断せず医療機関を受診することが望ましいです。

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痛風になる女性の初期症状とは

痛風

痛風というと『暴飲暴食をしているような中年の男性』というイメージが思い浮かんだ方が多いかもしれません。

しかし、実はここ15年くらいで女性の痛風患者が約10倍と急増しています。

原因としては閉経後のホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れが関与していると言われています。

特に食生活においては外食やインスタント食品の普及により高カロリーで高塩分な食事が増えて尿酸値の上昇を来しやすくなっています。

また、遺伝的な要素やストレス、アルコール摂取量の増加も女性の痛風発症に関与しています。

痛風の初期症状にははっきりとした性別や年齢による違いはありません。

前項のように典型的な足の親指に突然の激痛を発症することもあれば、次項で説明する他の関節部位に痛みが起こることもあります。

しかし、女性の痛風初期症状としては疲労感や倦怠感などが前兆として現れることがあったり、痛風発作による発熱や悪寒が前面に出るケースもあります。

特にホルモンバランスの乱れが原因となるようなケースでは更年期症状のような症状で発症することも考えられます。

上記のような初期症状を認めた場合には、放置せずなるべく早く医療機関を受診することがお勧めです。

早めにきちんと診断を受けて治療を受けたり生活上の注意点を確認することで、発作の再発が防げるとともに後述するような重大な合併症を予防することにもつながります。

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痛風による症状が起こりやすい場所や関節部位

痛風

痛風は関節に痛みや腫れを引き起こす病気であり、特定の場所や関節部位で症状が現れることが多いです。

まず最も代表的な痛風の症状が現れる場所は、足の親指の付け根にある第一中足骨関節です。

痛風患者の約50%がこの部位で痛風発作を経験し、激痛や腫れ、発熱などの症状が出ることが一般的です。

特に、夜間に痛みが強くなることが多く、寝返りを打つだけでも激痛が走ることがあります。

また、足首(足関節)や膝関節でも起こることがあります。

足首は関節の動きが多く、歩行などの際に過度なストレスがかかりやすいため、痛風の症状が現れやすい場所となっています。

膝関節も、立ち上がる・しゃがむ・歩くなどの動作で関節に負荷がかかるため、痛風発作が起こりやすい部位です。

手の関節部位で痛風が起こりやすいのは、手の指や手首(手関節)です。

特に、親指の付け根や指の関節部分で痛風発作が起こることがあります。

痛風の症状が手に現れる場合、握力が低下したり、日常生活動作に影響が出ることがあり注意が必要です。

肘関節も、痛風による症状が出現しやすい部位です。

肘関節は上腕骨と前腕骨が関節を形成しており、曲げ伸ばしの動作でストレスがかかります。

痛風発作が肘関節で起こると、腕を曲げ伸ばしすることが困難になり、日常生活に支障をきたすことがあります。

その他の部位としては、尿路結石ができて腎臓や尿道の痛みを伴ったり、耳介に痛風結節ができることもあります。

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痛風の原因となる食べ物

痛風

痛風の原因となる飲食物としては、特にプリン体を多く含んだものが挙げられます。

以下に述べる飲食物をなるべく避けるように心がけて、高尿酸血症を予防しましょう。

🥩肉類
痛風の原因となる食べ物の代表格である肉類は、プリン体が豊富に含まれています。
特に内臓(ホルモン)や赤身肉はプリン体が多く、過剰に摂取すると尿酸値が上昇します。
肉類を摂取する際には、食事全体のバランスに気をつけ、脂身の少ない部位を選ぶようにしましょう。
内臓類はビタミンやミネラルが豊富ですが、痛風を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。

🐟海産物
魚介類や貝類は、プリン体が多い食材です。
特にアジ、イワシ、カツオなどの青魚や、エビ、カニ、貝類はプリン体が豊富です。
ただし、魚はDHAやEPAなどの良質な脂肪酸も含まれているため、適度な摂取が大切です。

🫘豆類
大豆や納豆、豆腐などの豆類も、プリン体が多い食べ物です。
ただし、豆類は良質なタンパク質や食物繊維を含むため、適度に摂取することが望ましいです。
痛風患者は、豆類の摂取量を適切にコントロールし、バランスの良い食事を心がけましょう。

🍺アルコール
ビールや日本酒、ウイスキーなどのアルコール類は、尿酸値を上昇させることが知られています。
アルコール摂取により血中の乳酸が増え、尿酸の排出が阻害されることから、痛風発作のリスクが高まります。
アルコール類は適度に楽しむことが大切で、特に痛風患者は飲酒量に注意しましょう。

🍟高脂質食品
フライドポテトやスナック菓子、ファーストフードなどの高脂質食品は、プリン体以外にも過剰な脂肪摂取により尿酸値を上昇させることがあります。
これらの食品は、コレステロール値も上昇させるため、適度な摂取が大切です。

一方で、痛風になりにくい食事としてはプリン体の少ない食品が推奨されます。

ビタミンCを多く含む以下などはプリン体の含有量も少なく日常的に摂取しても問題ありません。

   ✅野菜
   ✅海藻類
   ✅酢
   ✅ヨーグルトなど乳製品
   ✅卵
   ✅チーズ

(もちろん、脂質など他の栄養素にも気を付ける必要があるのでこればかり摂ってよいという訳ではありません)

また、食事以外にも肥満や激しい運動、降圧利尿剤などの薬物も原因になることがあります。

こうした原因がないかしっかりと確認してもらうことが大切になります。

いずれにせよ、痛風および高尿酸血症の予防には生活習慣がとても大切です。

薬に頼らなくてもいいように、日頃から生活習慣に気を付けて暴飲暴食を避けると共に、正しい知識を手に入れて痛風を予防していきましょう。

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痛風による症状は一日で治るのか

痛風

痛風発作は突然始まり、ピークに達するまでに数時間から1日程度かかります。

痛風発作が最も強くなるのは通常24時間以内で、その後徐々に痛みが和らいでいきます。

多くの場合は数日から数週間で症状が収まることが多いです。

痛み止めや湿布で様子を見たりしているうちに数日で治まることもあるために医療機関に受診されないケースが多いです。

しかし、それはあくまで一時的に炎症が治まっただけであり根本的に治った訳ではありません。

痛風発作の症状が治まる速さは、患者の体質や症状の程度、治療方法などによって異なります。

痛風発作が始まってすぐに治療を開始すれば、症状は一日で治まることもありますが、適切な治療が遅れると症状が長引くことがあります。

痛風発作の症状が一日で治るかどうかは、個々の状況や対処法によって異なります。

適切な治療を受け、生活習慣の改善に努めることで、症状の軽減や再発防止につながります。

症状が再発することも多くあり、放置していると次第に発作が増えるだけでなく、関節にダメージが蓄積していくため注意が必要です。

症状が良くなって安心している間に次項で述べるような重篤な合併症が進行してしまうケースもあり、いざ治療を受けようとしてももう元通りには戻れないケースもあります。

そのため、定期的に健診などで尿酸値やその他の生活習慣病がないかをチェックしておくこと。

症状が出始めた時に早めに受診することがとても重要になります。

また、痛風発作が繰り返し起こる場合には、必ず病院で専門医に相談しましょう。

痛風発作が一日で治らない場合でも、焦らず適切な治療を続けることで、症状の改善が期待できます。

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痛風による症状を放置するリスク

痛風

痛風は、高尿酸血症によって尿酸結晶が関節や組織に沈着し炎症を引き起こす病気です。

痛風の症状を放置すると、様々なリスクが伴います。

まず高尿酸血症は前述のように様々な生活習慣病を合併しているケースも多くあります。

単独でも動脈硬化や脳卒中、虚血性心疾患や心不全などの臓器障害とも密接に関連しています。

さらに、痛風の症状を放置すると関節に炎症が続くため関節の損傷が進行します。

関節が破壊されると、関節の動きが制限されたり、慢性的な痛みが続くようになることがあります。

関節周囲の筋肉が衰えることで、筋力低下やリハビリが必要になる場合もあります。

そして尿酸結晶が腎臓の組織に沈着すると、腎機能低下を来して浮腫や高血圧、貧血などの症状を起こすことがあるほか、腎不全から最悪の場合には透析が必要となり生命予後を大きく損なう結果をもたらすこともあります。

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痛風の治し方や痛みを和らげる薬は?

痛風

痛風発作が起こってしまった際には、まずは以下の対処法を試してみましょう。

①安静にする
痛風発作が起こった場合、患部を安静にすることが重要です。
患部に余計な負担をかけず、痛みが和らぐのを待ちましょう。

②患部を冷やす
患部を冷やすことで炎症を抑え、痛みを軽減することができます。
湿布やアイスパックなど用いて患部を冷やしましょう。
ただし、冷やしすぎは逆効果になるため適度な冷却を心がけてください。

③解熱鎮痛剤を服用する
市販の解熱鎮痛剤を服用することで、痛風発作の痛みを和らげることができます。
ただし、痛風治療薬やその他の内服薬との相互作用があるため、基礎疾患があって治療中の方はかかりつけ医や薬剤師の指示に従って服用しましょう。

④水分補給を心がける
痛風発作が起こった際には、尿酸の排出を促すために水分補給が大切です。
無理に食事を摂る必要はありませんが、こまめに水分を摂ることで尿酸の排出がスムーズになります。
1日に1.5-2リットルの水分摂取を目指しましょう。
ただし、アルコールや糖分の多い飲み物は避けて、無糖のお茶や水を選ぶようにしてください。

⑤医師の指示に従う
痛風発作が起こった場合、専門医の診断と治療が必要です。
医師から処方された痛風治療薬を適切に服用することで、症状の改善が早まります。
また、痛風発作が繰り返し起こる場合は、医師と相談して生活習慣の改善や食事療法を行うことが大切です。

医療機関を受診した後の治療としては、NASIDs(解熱鎮痛薬)や低用量のコルヒチン(抗炎症薬)、ステロイド(内服・関節内投与・筋肉内投与)などを使用することが多く、前兆症状に対してはコルヒチンが有効とされています。

痛風関節炎が消失したら一定の期間をおいてから尿酸降下薬の投与が開始になることもあり、その後定期的に血液検査を確認しながら内服量の調整が必要となります。

痛風で病院に行くべきタイミング

痛風

痛風は、尿酸値の上昇によって引き起こされる関節炎の一種です。

痛風発作が起きた際には、適切なタイミングで病院を受診することが非常に重要です。

ここでは、痛風で病院に行くべきタイミングについて解説します。

🔶初めて痛風発作を経験した場合
痛風発作は突然起こるため、初めての発作であれば、速やかに病院を受診することが望ましいです。
痛風かどうかの診断を確定させ、適切な治療を受けることが大切です。
また、他の疾患と症状が似ている場合もあるため、早期に正確な診断を受けることが重要です。

🔶痛風発作が繰り返し起こる場合
痛風発作が何度も起こる場合、それは痛風のコントロールが不十分であることを示しています。
このような状況では、病院を受診し、治療法の見直しや食生活・生活習慣の改善を相談することが必要です。

🔶発作の痛みが強く、日常生活に支障をきたす場合
痛風発作の痛みは、個人差がありますが、激しい痛みが続くこともあります。
痛みが強くて日常生活に支障が出る場合は、病院を受診し、痛みを緩和する治療を受けることが大切です。

🔶痛風関節炎が悪化し、関節が腫れたり変形したりする場合
痛風が長期間放置されると、関節に損傷が生じ、関節が腫れたり変形したりすることがあります。
このような症状が現れた場合は、速やかに病院を受診し、治療を開始することが重要です。

🔶同時に他の症状が現れる場合
痛風発作と同時に、発熱や倦怠感、皮膚の発赤などの症状が現れる場合、それは痛風発作だけでなく、他の疾患や合併症が潜んでいる可能性があります。
このような場合は、速やかに病院を受診し、病状の確認や適切な治療を受けることが重要です。

🔶痛風治療中に副作用が現れた場合
痛風治療には、通常、抗炎症薬や尿酸排泄促進薬が処方されますが、これらの薬には副作用が伴うことがあります。
副作用が現れた場合、自己判断で薬の服用を中止せず、速やかに病院を受診し、医師に相談してください。

🔶既往病を持っている場合
痛風と他の疾患(例:糖尿病、高血圧、腎臓病など)が同時に存在する場合、それらの疾患の治療が痛風の治療と相互に影響を与えることがあります。
既往病を持っている場合は、痛風発作が起きた際にも医師と相談し、適切な治療を受けることが大切です。

痛風は、適切な治療や生活習慣の改善によってコントロールが可能な疾患です。

痛風発作が起こった際には、上記のようなタイミングを見極めて病院を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

痛風の予防や治療に取り組むことで、健康な生活を送ることができます。

上記のように痛みが激烈な時はもちろん病院を受診すべきですが、軽度の症状であっても数日以上症状が続いていたり、すぐに治まっても繰り返し生じるようなら病院を受診してください。

早めに受診して対応することで、将来繰り返し発作を起こすリスクや腎不全を起こすリスクを低減させることが可能となります。

受診したくても痛みがつらくて受診が困難な時には当院から往診も可能です。症状がつらい時には遠慮なく相談してください。

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横浜内科・在宅クリニックでの対応方法

当院ではまずは丁寧な問診を行います。

そして現在生じている症状が痛風発作によるものなのか、他の病気が原因じゃないか診断を行います。

検査可能な箇所であれば、超音波の検査を行ったり、採血を行ったりします。

痛風発作時は適切な痛み止めの処方も必要であり、その方にあった薬を処方させて頂き、痛みのコントロールを測ります。

また痛風発作が再燃しないように、しっかりと尿酸値を抑える薬を処方しコントロールしていきます。

何か困ったことがあればいつでも当院にご相談くださいね。

神奈川県で急な往診は横浜内科・在宅クリニックをご利用ください

痛風発作は急に起きる激烈な痛みです。

その場合に家に痛み止めがないことは多々あります。

また痛む箇所も、膝や足など特徴的であり、歩けなくなるほどの痛みが生じます。

当院にて往診も行っており、診察や治療を行うことも可能です。

いつでもお気軽に当院にご相談ください。

まとめ

今回は、痛風による症状の特徴や、症状が起こりやすい場所、痛風の原因になる食べ物などについて詳しく解説しました。

痛風は昔のように暴飲暴食による中年男性に多い病気から、若い人や女性も含めて誰でもなりうる一般的な病気になってきています。

痛風になると単に症状がひどいだけではなく、関節破壊や腎不全、心血管疾患の発症リスクにもなります。

定期的に健診などを受けることはもちろんですが、痛風を疑う症状が続いたり繰り返す場合には必ず早めに医療機関を受診するようにしましょう。

早めの対処が将来のリスクを減らすことにつながります。

当記事に長らくお付き合いいただき本当にありがとうございました。

本記事を読んで、少しでも多くの方が高尿酸血症・痛風について正しい知識を身に着け、予防のため生活習慣に気を付けてくださいますと幸いです。

何か分からない点があったり、相談したい場合にはいつでも当院までご連絡をお待ちしています。

【参考文献】

‣高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版(日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改定委員会 編)

‣Oral prednisolone in the treatment of acute gout : A pragmatic, multicenter, double-blind, randomized, controlled trial. Ann Intern Med 164 : 464-471, 2016

日本整形外科学会 ホームページ:症状・病気をしらべる「痛風」

この記事の監修医師

 

循環器内科:小正 晃裕 医師 

この記事の監修医師

朝岡 龍博

横浜内科・在宅クリニック 院長:朝岡 龍博 医師 

▶︎詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

『クリニックに関わる全ての人を幸せに』
『最後まで患者様と病気と向き合います』

【経歴】

・2016年 名古屋市立大学卒業、豊橋市民病院 初期研修医勤務
・2018年 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科
・2020年 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科
・2021年 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科
・2022年 西春内科・在宅クリニック 副院長
・2023年 横浜内科・在宅クリニック 院長

【資格】

・舌下免疫療法講習会修了
・厚生労働省 指定オンライン診療研修修了
・緩和ケア研修会修了
・難病指定医
・麻薬施用者