花粉症の治し方はある?喉のイガイガや目の腫れの対処法を解説

今年も花粉症の季節が到来しましたね。

今年は花粉の多かった2023年の8割程度と推定されているようですが、開始時期が例年より早い為、花粉症の方は早めの対応をしておきたいところです。

今回は花粉症の症状や対処法について詳しく解説していきます。

花粉症の治し方はある?

スギ花粉については「舌下免疫療法」というものがあります。

舌下免疫療方法とは、アレルゲン免疫療法(減感作療法)の一種で、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させ、アレルギー反応を弱めていく治療法です。

療期間が3~5年と長いので即効性を求めるなら基本的には薬などによる対処療法をおこないます。

関連記事:花粉症で喉の痛みは出る?対処法や風邪との違いを解説

花粉症の症状

くしゃみ、鼻水症状が起こります。

アレルギー反応によって鼻水の粘膜にあるマスト細胞から「ヒスタミン」などの化学物質が放出されることによって起こります。

それらが神経を刺激し、花粉を追い出そうとして症状が出ます。

喉のかゆみ、いがらっぽさが起こります。

喉の粘膜に花粉が付着することで症状が出ます。

目のかゆみ、充血、目ヤニなどが起こります。

花粉が目の粘膜に付着しアレルギー性結膜炎を起こすことで生じます。

頭の重い感じ、頭痛症状が起こります。

花粉症からくる頭痛は副鼻腔炎が原因で起こります。

花粉症頭痛の症状は以下の通りです。

  • 前頭部の締め付けられるような頭痛
  • 顔の痛み
  • 目の奥の痛み

その他

花粉症と風邪の症状はよく似ています。アレルギー反応から起こる花粉症、ウイルスなどの感染で起こる風邪は全く異なる病気です。

花粉の症状の治し方

鼻の症状の治し方

  • 花粉が鼻の中に入らないよう、外出するときはマスク着用しましょう。
  • 鼻腔に炎症があると粘膜機能が低下するため、室内の加湿、水分摂取をおこないましょう。
  • 抗ヒスタミン薬を使用することでかゆみを制御してくれます。

喉の症状の治し方

  • 花粉が口の中に入らないよう、外出するときはマスク着用しましょう。
  • うがいをして花粉を取り除いたり、水分摂取をして喉を潤わせましょう。

目の症状の治し方

  • 外出するときはマスク着用し、花粉が鼻の中に入らないようにしましょう。
  • 抗ヒスタミン薬を使用することでかゆみを制御してくれます。

頭の症状の治し方

  • 花粉症が原因で頭痛が起きている場合、花粉症の治療を行います。また、副鼻腔炎の治療を併せておこなう場合もあります。

その他の症状の治し方

  • 花粉症と風邪は異なる病気です。見分けが付かないときや心配な場合は医療機関を受診しましょう。

関連記事:花粉症に効く注射とは?費用や効果を解説

花粉症のときにおすすめの食べ物は?

乳酸菌が含まれた食べ物

ヨーグルトは乳酸菌が多く腸内環境を整える働きがあります。

オリゴ糖が含まれているはちみつ、バナナ、きなこなどと一緒に摂取することで、乳酸菌を増殖させてより効果が期待できます。

食物繊維豊富な食べ物

ごぼう、きのこ類、海藻など食物繊維が豊富な食べ物も腸内環境を整える働きがあります。

レンコンには、タンニンというアレルギーを抑制するものが含まれているので、積極的に摂ることをお勧めします。

ビタミンDが豊富な食べ物

青魚の油には花粉症の様々な症状を引き起こすアレルギー誘発物質ヒスタミンの働きを抑えるDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています

チョコレート(ポリフェノール)

チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれており、花粉症を緩和する効果があります。

同じくココアにもカカオポリフェノールが含まれています。

緑茶(カテキン)

緑茶に含まれているカテキンにはアレルギー誘発物質であるヒスタミンの働きを抑えます。

くしゃみや鼻水、鼻づまり、涙目、目のかゆみといった症状の緩和が期待できます。

注意すべき食べ物

トマト

唇の脹れ、口の中がピリピリしたり、のどがイガイガしたりすることがあります。

スギ花粉に含まれるたんぱく質とトマトに含まれるたんぱく質が似ているため、アレルギー症状が起こります。

アレルギー症状を起こすたんぱく質は熱に弱く、加熱することで症状が出ないこともありますが、念のためアレルギーの原因となる食べ物を突き止め、避けるようにしましょ

スイカ・メロン

イネ科の花粉症がある人は、スイカやメロンでアレルギー症状を起こすことがあります。

初夏から秋にかけて花粉症の症状があらわれ、メロンやスイカを食べると唇が腫れる、のどがイガイガする、口の中がピリピリする場合は、イネ科の花粉症とアレルギー症状が疑われるので、原因となる食べ物を避けましょう。

ジャンクフード・アルコール

ジャンクフードはトランス脂肪酸を多く含んでいます。

食品の成分表示だと、マーガリン、食用植物油、加工油、ショートニングなどに多く含まれており、ファストフードやスナック菓子などには多く使用されています。

週3回以上ファストフードを食べている方はアレルギー症状や喘息になりやすいといわれておりますので、控えた方がいいでしょう。

関連記事:黄砂アレルギーとは?人体への影響やPM2.5との違いについて解説

横浜で花粉症の相談なら横浜内科・在宅クリニックまで

当院では、内服薬・点眼薬での調節をおこないます。

舌下免疫療法も小児は5歳から成人までおこなっておりますので、シーズンオフの時は希望がある方はおこなうことが可能です。

鼻腔が狭く症状のひどい方には鼻手術をおすすめしており、希望がある方は手術可能な病院にご紹介させていただいております。

それぞれに合った治療法を提案することが可能ですので、ご心配な方はご相談ください。

まとめ

今回は花粉症について解説しました。

根本的に解決するには時間がかかる花粉症ですが、食べ物や日常生活から症状を和らげることが可能です。

お困りの方は、お早めに専門医師にご相談ください。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

参考文献

かんどこどものアレルギークリニック|アレルギー症状に対する舌下免疫療法
ふるかわクリニック|スギ花粉症治療「舌下免疫療法」
アレルギーポータル|花粉症
大正製薬|花粉症 症状や別に適切な対策を
花粉症ナビ|花粉症とは
大正製薬|花粉症にお悩みの方必見!食べ物で美味しく花粉症対策!
竹内内科小児科医院|花粉症によい食べ物

この記事の監修医師

朝岡 龍博

横浜内科・在宅クリニック 院長:朝岡 龍博 医師 

▶︎詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

『クリニックに関わる全ての人を幸せに』
『最後まで患者様と病気と向き合います』

【経歴】

・2016年 名古屋市立大学卒業、豊橋市民病院 初期研修医勤務
・2018年 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科
・2020年 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科
・2021年 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科
・2022年 西春内科・在宅クリニック 副院長
・2023年 横浜内科・在宅クリニック 院長

【資格】

・舌下免疫療法講習会修了
・厚生労働省 指定オンライン診療研修修了
・緩和ケア研修会修了
・難病指定医
・麻薬施用者