花粉症・舌下免疫外来

アレルギー性鼻炎、花粉症の診療も行っています。内服薬・外用薬による治療、舌下免疫療法などを行っています。

アレルギーでよく見られる症状

このような症状の方はご相談ください。

花粉症・鼻炎・結膜疾患

✅鼻水やくしゃみ、体のかゆみ、鼻づまりや頭痛がある
✅特定の季節に鼻水症状が出る
✅目のかゆみや充血、涙が出る、目がゴロゴロする、目やにが出る
✅鼻のかゆみがあり、喉の違和感・痛みがある

アレルギーについて

アレルギーには、花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどといった病気があります。人体には体の成分と違うものが体内に入ってくると、これを異物・敵と捉え、取り除こうとする免疫機能があります。

アレルギーとはこの際に生じる免疫の過剰反応といえます。例えば、くしゃみは体内に入った異物を取り除く為の行為ですが、免疫機能が過剰反応してしまうと、くしゃみが止まらなくなったり、くしゃみだけでなく、痒みも生じたりします。何をアレルギーに持つかは、遺伝的な要素から後天的な要素まで様々で、種類も無数にあります。

当院では、花粉症・舌下免疫療法外来として、アレルギー性鼻炎、花粉症のアレルギー診療を行っております。赤ちゃんからご年配の方まで、アレルギーに関する症状やお悩みに対して幅広く診療いたします。お気軽にご相談ください。

舌下免疫療法とは

舌下免疫療法とは、薬物治療やレーザー治療などのような対症療法ではなく、根本的にアレルギーを治療する方法として注目されています。
アレルゲン免疫療法の1つで、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収していく事で体をアレルゲンに慣らし、アレルゲンに対する過敏症を減少させ、症状を和らげる治療法です。

従来から注射による皮下免疫療法が行われてきましたが、アナフィラキシー※1などの副反応、頻回な通院、そして毎回注射の痛みも伴います。このような皮下免疫療法の負担を軽減した治療法が、舌下に治療薬を投与する舌下免疫療法です。この治療法の登場により、ご自宅での服薬で免疫療法が行えるようになりました

約8割の方に効果があると報告されています。

※1 アナフィラキシー:医薬品などに対する急性の過敏反応で、蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状(蒼白、意識の混濁など)がみられる病態のこと

舌下免疫療法の治療について

治療は3年~5年程継続する必要があります。長期間かけて体をアレルゲンに慣らし、免疫力を高め体質を改善する治療とお考えください。
スギ花粉症では、治療を開始してはじめて迎えるスギ花粉飛散のシーズンから、ダニアレルギーは治療開始から8~12週間で改善が期待できます。

さらに、近年では喘息に対する効果も発見されており、2024年の33万人にも及ぶデータ解析によると、舌下免疫療法を行う事で
新規喘息イベントのリスクが36%減少していることも分かっています。

服用につい

1日1回、少量の治療薬から始め、増量期を経て、決められた一定量を数年間継続して頂きます。初日の服用は、医師の監修のもと行い、2日目からはご自宅で服用いただきます。基本的には、1か月に1回受診いただき、副作用や治療効果などを確認させて頂きます。

服用例

1日1回、治療薬を舌の下に置き、薬ごとに決められた時間を経過した後に飲み込みます。
服用後、5分間はうがい・飲食を避け、服用の前後2時間程度は激しい運動・入浴といった血圧や血流の変動を伴うような行動は避ける必要があります。

治療対象年齢

スギ花粉、ダニアレルギー性鼻炎の治療対象年齢は、いずれも5歳以上となります。

治療開始の時期

スギ花粉の場合、スギ花粉飛散時期(1月~3月)は体がアレルゲンに対する反応性が敏感になっている為、新たに治療を開始する事はできません。
一方、ダニアレルギー性鼻炎の場合は、時期に関わらず治療を始める事ができます。

スギ花粉とダニの両方に対してアレルギーがある方は、治療は並行して可能ですが、同時に開始する事はできません。まずどちらかを開始し、症状が安定するのが確認できてからもう一方の治療を開始。の流れになります。

期待できる効果

長期間にわたり、アレルギー性鼻炎の症状を抑える効果が期待できます。症状を完全に抑えられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の使用量を減らす事にも期待ができます。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻炎症状だけではなく、眼の症状や皮膚のかゆみにも効果が期待できます。3年以上治療を継続された方の3割が根治を得られ、8割の方に効果が実感いただけます。

主な副作用

舌下免疫療法では重篤な副作用が発生することは稀とされており、軽度の副作用としては下記のような報告があります。

  • 口の中の浮腫、かゆみ、不快感、異常感
  • 唇の腫れ
  • 蕁麻疹
  • 喘息発作
  • その他(耳のかゆみ、喉の違和感など)

留意事項

  • 重症喘息、重い心臓疾患で服薬中の方、妊娠中や妊娠を予定されている方は治療できません。また、高血圧でベータ遮断薬を内服されている方は薬の変更が必要です。
  • 体質そのものの改善、変化にはある程度時間が必要です。根気強く治療を続ける必要があります。
  • 舌下免疫療法を開始して、すぐに他の薬物療法が不要になるわけではありません。他の治療も並行して行えます。

予約/受付について

ご予約は下記リンクボタンから、WEB予約もしくはお電話にてお願いいたします。
なお、予約時間に起こしになれなかった場合は、診察までお待ち頂く場合がございます。予めご了承ください

診療の流れ

受付

ご来院されたら、デジスマアプリにてチェックイン、マイナンバーカードの読み取りをお願いします。

STEP
1

診察/検査

舌下免疫療法をご希望の方はまず受診いただきご相談ください。
スギ花粉症・ダニアレルギーの確定診断が必要になる為、採血でのアレルギー抗体検査を受けて頂きます。

STEP
2

治療開始

治療スケジュール、服用方法、起こりうる副作用の詳細な説明をします。
初回は、クリニック内で医師の立ち合いの下、薬剤を舌下していただきます。
15分間、クリニック内で待機いただき副作用の確認をし問題がなければ、翌日から自宅で舌下を初めていただきます。

STEP
3

1週間後の診察

初回から1週間後に再診となり、副作用の確認を再度行い、問題がなければ維持量での服用となります。

維持的療法期に入ったら1か月に1度の通院となります。途中で、鼻炎の症状が出てきた場合には同時にアレルギー薬の内服をして頂く場合もあります。

STEP
4

よくあるご質問

症状に対する治療ではなく、アレルギーを起こす原因物質に対する免疫反応を低下する治療の為、長い時間をかけて少しずつ効果が出てきます。

同時に行えますが、スギ花粉の飛散している12月~5月まではスギ花粉舌下免疫療法は行えません。
初期から同時に行えるわけではなく、一方を開始し、3か月程経過してから副作用がないことを確認してからの同時治療となります。

舌下免疫療法を始めて1週間以上の期間があいてしまった場合には最初の量からのスタートとなります。
これは、高用量で舌下免疫を再開すると副作用が出やすいからです。

ステロイドの含まれる内服薬以外であれば、アレルギーの薬の内服や点眼、点鼻は問題ありません。